原住民のテーマシリーズイベント
豊年祭、祖霊祭、狩猟祭、図案、蛇紋……は台湾原住民の神秘な文化色彩で、台湾文化に違った生命力を注ぎ込んでいます。台湾の原住民族は南方諸島言語系で、南方諸島語族の最北端に分布された、人種的にはマレー人に属します。
台湾原住民は現在大部分が山岳地帯に居住しており、サイシャ族、タイヤル族、アミ族、ブノン族、ペナン族、ルカイ族、パイワン族、タオ族、ツオウ族、シャウ族、タロコ族、カバラン族、サキザヤ族、セデック族の14種族に分かれ、それぞれの言葉や風俗習慣と部落の構造を持っていますが、目前は違う種族の同化や、文化保存の問題に面しています。しかしその中で、離れ島の蘭嶼に住むヤミ族の人たちは、地理的な隔離のため漢民族との接触が一番遅く、従って一番完全な原住民文化を保っています 。
戦祭 ツオウ族
「戦祭(Mayasviマヤスビ)」はツオウの部落で最も神聖な祭りで、かつては文字通り戦いや狩猟の時期に合わせて開催されていました。現在は毎年2月15日、嘉義の達邦と特富野の二つの部落が交代で行ないます。会場は男子の集会所(クバ)で、戦祭はまた「凱旋祭」、「人頭祭」、「敵首祭」、「迎神祭」などとも呼ばれます。首は祭祀の中心をなし、1年間に首狩りに成功しなかったら、その年の狩猟や農作は不作になると信じられてきました。
打耳祭 ブヌン族
ブヌンにとって1年で最も重要な祭りで、4月下旬から5月始めにかけて行われます。祭典は「撒撥祭」、「狩猟」、「射耳」、「焼豬肉」、「分豬肉」、「猟槍祭」、「誇功慶」、「成巫祭」、などに分かれています。伝統的な「打耳祭」では、祭典前に成年男子が山へ狩猟に行きます。そして、捕獲した獲物の耳を切り取って、木の枝に取り付け、それを全村の男子が交代で弓を射るのです。幼い子供は訓練のために父兄に伴われて参加します。
矮霊祭 サイシャ族
サイシャットの最も重要な祭りで、2年に1回「小祭」、10年に1回「大祭」が行なわれます。だいたい旧暦10月15日前後の収獲後に3晩にわたって執り行なわれます。 「矮霊祭」は、「告霊」、「迎霊」、「会霊」、「娯霊」、「送霊」などの儀式に分かれ、なかでも迎霊が最も神聖で、部族の者しか参加できません(一般人は「会霊」と「娯霊」のみ)。1日目は「迎霊」で、長老が酒や肉を供え、東方に向かって矮霊を迎える祈りを捧げます。2日目は「娯霊」で、「矮霊祭」の中核をなしており、人々は歌舞をもって「矮霊」を迎えます。最後の日は「送霊」の儀式です。夜明けとともに、ススキと榛の枝をもって東に向かって「矮霊」を見送ります。そのあと、お供えしてあった米酒や豬肉、餅などを村人に配ります。
年祭 プユマ族
プユマの「猴祭」、「大猟祭」を合わせて「年祭」と呼び、現在は各村落が交代で「合同年祭」を行なうようになりました。プユマは原住民の中で武力に優れた部落です。毎年12月下旬から行なわれる「猴祭」は、プユマにとって特に大切な行事で、プユマの男子が少年会所に入るための成人式のようなものです。プユマの少年たちは猴祭で、厳しい試練を受け、それをやりとおさなければなりません。なかでも竹竿で猴を刺す儀式が重要です(現代では籐製の人形)。少年の肝と団結心を鍛錬するもので、4つの試練を通過すると、「大猟祭」に入ります。大猟祭では5日間にわたって狩猟を行い、その後成年として認められ、結婚も可能となります。
飛魚祭 タオ族
タオ族の生活は飛魚と密接に結ばれています。タオ族の人々は、毎年3月~7月黒潮に乗ってやってくる飛魚の群れを神からの贈り物と信じてきました。そして、日常生活のなかで、飛魚の回遊にあわせて、さまざまな規律とタブーを定め、守ってきました。
「飛魚祭」は猟魚の儀式で、通常旧暦2月~3月に挙行されます。期間は4か月近くに達し、祭典は、船組共宿、祈豊魚祭、招魚祭、飛魚収蔵祭、などに分かれます。その時、タオの男子は全員褌を締め、頭に銀や金の兜をかぶり、大海に飛魚の豊收を祈ります(女性は入場禁止)。
豊年祭 アミ族
「豊年祭」はアミの最も大切な祭りで、毎年7、8月に各部落ごとに開催されます。豊年祭には、「成年祭」や「迎賓舞」、「豊年舞」、「耕種舞」、「捕魚祭」などが含まれています。全過程は「迎霊」、「宴霊」、「送霊」の三階段で進み、かつては8日~15日もかかりましたが、今では短縮されています。男子は年齢によって組織されており、女性は参加できません。こうした行事も今は簡略化され、運動会を兼ねたり、一般人の参加も歓迎されるようになりました。